本院はおよそ100年前の大正4年(1915年)に祖父俊雄が上益城郡御船町に創設し、その後熊本市辛島町(現在の第一生命ビルの対面)に移転していますが第二次世界大戦時の熊本大空襲で焼失しています。戦後に現在肥後銀行本店になっています練兵町で再開院、祖父没後昭和28年に2代目院長を継承しました俊一が昭和48年に現在地に移転、新築、平成2年に3代目院長陸太郎が増改築しまして現在に至っています。
本院は白内障、緑内障、斜視・弱視を主にした小児眼科の診断、治療を四つの柱としています。特に緑内障は熊本大学医学部附属病院眼科学教室緑内障研究班医師による緑内障特別外来を指定の金曜日に行っています。
白内障は熟練した術者(非常勤医師)による眼内レンズ挿入術を日帰り手術で行っています。
その他ウイルス性結膜炎(はやり目)は院長の日隈が担当しており、熊本県感染症発生動向調査企画委員会委員として20数年間、原因ウイルスの検出、ウイルス別の臨床症状等の解析を行ってきました。2009年には新型ウイルスが本院から多数検出され国内、国外の医学雑誌に掲載されるなど実績をあげています。また、2015年の日本アデノウイルス研究会で研究発表の機会を得、日本アデノウイルス研究会会員に入会いたしました。
また専門的な知識が必要な斜視・弱視は小児眼科を専門としています佐藤真由美医師および3人の視能訓練士が担当し、眼位、視力改善訓練等を行い、手術が必要な症例は提携医療機関へ紹介しています。
その他力をいれています疾患では糖尿病網膜症がありますが、内科医療機関との連携をもとにレーザー光線による網膜光凝固療法を行っています。
以上の疾患はウイルス性結膜炎を除いて予約制としていますが、その他の眼科疾患は予約なしの診察を行っています。日曜および祭日は休診ですが、第1、3土曜日は休憩なしで9時から午後2時まで、その他の土曜日は12時30分までの診療です。
また、更に専門的な診察、治療が必要な症例は提携医療機関の熊本大学医学部付属病院、国立病院機構熊本医療センター(旧国立病院)、熊本市民病院、くまもと森都総合病院(旧NTT西日本九州病院)、熊本中央病院等へ紹介する病診連携体制をとっています。